人生の終わりを整理する終活。
その終活の知識を有し人にアドバイス出来る事を証明した資格を「終活アドバイザー」と呼びます。ユーキャンにて受講して検定試験を合格することで付与される民間資格です。
終活について学びたい、プロとして人にアドバイスしたい方にはオススメの資格ですよ!
コンテンツ
終活アドバイザーとは
終活とは、人生の最期に向けた準備を行うことですが、最近は解釈の幅が広がり「自分の人生を見つめ直して自分らしく生きる」という意味でも使われる場合が多いです。
終活アドバイザーでは「葬儀・お墓・遺産相続・保有資産の管理・医療・介護・老後の生活費」といった人生の後半期を迎える人達に的確なアドバイスを行い、総合的なライフプランの設計をサポートします。
今後は少子高齢化が進み「現在4人に1人が65歳以上の超高齢化社会ですが、2040年には36.1%が65歳以上になる」と言われています。つまり年々需要が高まり続ける資格、それが終活アドバイザーです!
終活アドバイザーは65歳以上の方が顧客である「介護・看護、葬儀業者、金融機関」の方におすすめな資格です。
終活のアドバイスをしながら仕事を進めることが出来るので上記の業界にお勤めになっている方が多く取得されます。
また近年終活業界において
クローズアップされているのが
「エンディングノート」
エンディングノートとは、自分の希望や思いをノートの書き残して置くことで自分の子供たちが負担するであろう死後の手続きや相続、葬儀、認知症を発症した時の対応などをスムーズに引き継ぐことが出来ます。
あなたやご家族に
明日万が一のことがあったら?
- すぐに連絡すべき人はだれ?
- 延命治療や臓器提供の希望はあったか?
- 介護は誰がどういった形で行うのか?
- なくなった後の手続きは誰が行う?
- 預金口座はどうすれば良いのか?
- お墓やお葬式はどうするか?
- 財産の相続はどうするのか?
終活アドバイザーは後々困るであろう終活に対して適切なアドバイスを送ることができ、相続や葬儀などの希望や思いを残すためのエンディングノートの書き方をレクチャーすることができる資格です!
終活アドバイザーと終活カウンセラーの違い
終活に関する資格はいくつかあります。特に有名なのは「終活アドバイザー」と「終活カウンセラー」でしょう。この2つの資格は何が違うのでしょうか?
調べてみたところ「組織・団体が違うだけ」という感じでした。
また終活アドバイザーの場合はユーキャンにて受講することが可能です。ユーキャンでは分かりやすいテキストで学べ、エンディングノートの作成も実践するので終活アドバイザーとして必要な学習が網羅できます!
なので私は終活アドバイザーの資格取得をおすすめします!
終活アドバイザーはどんな人が取得するべきか?
終活アドバイザーはどんな人が取得するべき資格なのでしょうか?
下記の業界にお勤めの方はおすすめ!
医療や介護業界で働いている方
医療や介護業界で働いている方なら終活アドバイザーの資格を利用してエンディングノート作成をアドバイスすることが出来ます。
特に介護業界ならケアマネジャーが取得されることで介護プランから終活までをサポートすることが出来ます。
何でも相談できる強い味方になれますね!
金融機関や保険業界で働いている方
金融機関や保険業界では商品を売る事が仕事です。その時に終活アドバイザーの資格があれば相続や老後の保険などと絡めながら説明して商品を売ることが出来ます。
なので金融機関や保険業界の人にもおすすめの資格なのです。
近年では葬儀費用として使用する目的の死亡時生命保険も登場しています。
法律系のお仕事をされている方
行政書士やFP(ファイナンシャルプランナー)などの資格を持ち独立開業している方は終活アドバイザーの資格を取得することで遺言書や相続などの業務を行いやすくなります。
行政書士はまだしもFPの場合は「何者なのか?」と思われるケースは多いでしょう。
しかし終活アドバイザーの資格を取得することで「私は終活のプロである」という証明ができるので遺言書や相続、お墓や死後の手続きを円滑に信頼され話を聞いてくれます。
もちろん行政書士やFPの資格だけでも出来ますが便利な名刺になるので終活アドバイザー取得はおすすめです!
葬儀業界で働いている方
葬儀業界にお勤めの方にも終活アドバイザーはおすすめです。
一見嫌味にも見えてしまいますが、終活に関して知識を持つことで葬儀×終活のプロモーションを行うことが出来ます。実際に調査によると8割の方が葬儀の事前相談を行っているというデータもあるくらいですから!
事前相談で終活アドバイザーの資格を利用し葬儀プランをアドバイスしてあげるのは選ばれる葬儀屋になること間違いないでしょうー!
石材業(墓石)で働いている方
墓石を作っている石材業の方にも終活アドバイザーはおすすめです!
どんなお墓を立てればよいのか?また本人に希望がある場合も多いでしょう。そんなときに終活アドバイザーと石材業を合わせてご提案することでニーズに合った墓石のプランを設計することができます。
自分の為、家族のために勉強したい方
家族のために終活を勉強したいと思う方は増えているようです。
そんな時に正しい知識を学ぶためには終活アドバイザーを受講して資格を取るのが一番だと思います。親にも周りの人にも終活のプロであるという証明になりますからね!
終活を勉強したい人は是非挑戦して欲しい資格ですね。
終活アドバイザーの仕事内容
終活アドバイザーはどんな仕事が出来る?
終活アドバイザーの資格を取得するとこんなことが出来るようになります!
終活について説明・相談相手になれる
終活を考えているご高齢の方は多いです。
そんな方に終活アドバイザーは終活について詳しく説明して相談相手になることが出来ます。豊富な知識を持っているので終活に困っている人に寄り添い、悩みを解消してあげられます。
エンディングノートのアドバイスができる
終活において最も大事なのが「エンディングノート」です。
エンディングノートとは自分のプロフィールと「お墓・財産・遺言書・終末期医療・認知症・葬儀」などの希望や想いを書き記したものです。エンディングノートを残すことで残された家族はその願いを汲んで手続きを進めることが出来ます。
自治体窓口などへの同行や手続きの手伝い
自治体の窓口へ足を運べは色々教えてはくれますが、知識の無い方では中々理解するのが難しいと思います。そんな時に豊富な知識を持つ終活アドバイザーが同行すれば手続きをスムーズに行うことが出来ます。
終活アドバイザーの働き方|就職や転職に有利か?
終活アドバイザーはどんな分野で働ける?
どこの業界の就職・転職に有利になる?
医療・介護業界
医療や介護業界にお勤めの方はエンディングノートの作成を勧めてアドバイスすることでその先の不安を取り除いてあげることが出来ます。やはり親としての一番の不安は取り残された人達に迷惑をかけることです。
終活アドバイザーがしっかりアドバイスし専門家を紹介すればその不安を解消しつつ余生を過ごしてもらえるでしょう。終活アドバイザーは医療や介護業界に適した資格です!
金融・保険業界
金融や保険業界では商品を売ることが仕事です。
その時に終活アドバイザーの資格があれば「老後の蓄えはどれくらい用意すればよいのか?」「葬式にかかる費用はどれくらいか?」「何かあった時の対策は必要か?」という終活からアプローチをかけることで今までとは別に角度から商品を売ることが出来ます。
法律系のお仕事
法律系のお仕事(行政書士・税理士・司法書士・弁護士等)の方は一見必要なさそうに見えますが結構おすすめです!
遺言や相続、お墓のプランなどの終活は士業にとっては大切なお仕事です。
その時に「終活アドバイザーの資格もある」という名刺があれば依頼者にとっても信頼して亡くなる時のプランをあなたに任せることに繋がるでしょう。
それを踏まえた上で不動産等の相続、相続税等の引き継ぎ、遺言書の作成、お墓のプラン設計などを提案することが出来るので是非とも取得して欲しい資格の一つですね。
葬儀業界
実は近年「事前に葬儀の相談をする」というのが増えていて約8割の方が事前に葬儀の相談を行っているというデータもあります。
なのでその時に終活アドバイザーの資格があれば名刺になりますし、終活と絡めて葬儀プランをご提案できます。
石材業(墓石)
終活アドバイザーがアドバイスできるエンディングノートでは「理想の墓石」の明記をアドバイスすれば仕事に繋がるでしょう。
その時は「是非我が社の墓石を」と提案すればかなり高い確率でお願いしてくれるはず!
仕事を獲得したいなら地道な努力は必要だと思います。
終活アドバイザーを取得するには試験に合格する必要あり
終活アドバイザーの資格を取得するには試験に合格する必要があります。
一体どんな試験なのでしょうか?詳しくご紹介します。
年齢、学歴等に制限はなく誰でも受験できます
終活アドバイザー試験は年齢や学歴に制限なく誰でも受けられる資格です。
なので誰でも挑戦でき、誰でも取得可能な資格であると言えます。
試験方式はマークシートです
終活アドバイザー試験は「マークシート方式」です。
全てマークシート方式なので選択肢の中に必ず答えがあるため試験は突破しやすいと思います!
しっかり学習し内容を理解していれば、ほぼほぼ合格できる試験だと私は思いますよ。
検定試験はご自宅で受検できます
終活アドバイザー試験は通信講座で全ての添削課題を提出し、終了課題である検定試験を受けるのですが実は「自宅で受験可能」です。
なので試験会場に足を運ぶ必要が無いのは嬉しいですね!
受験費用はユーキャン受講代のみ!
実は終活アドバイザーはユーキャンの通信講座を受講するだけでOKな試験なんです!
添削課題を全て提出し、検定試験で合格すれば資格が付与されます。
受験費用はユーキャンの通信講座代のみ!
満点の60%以上の得点で合格!
終活アドバイザーは満点の60%以上の得点で合格できる絶対評価の試験です。
6割を獲得すれば良いので、そこまで難しい試験ではないと思います。
マークシート方式なので比較的答えやすく、内容を理解していれば解ける問題ばかりです!
安心してリラックスして挑むことをおすすめしますよ!
終活アドバイザーと相性が良い資格一覧
終活アドバイザーと相性の良い資格とは?
以下の国家/公的資格を保有している人は取得をおすすめします!
ケアマネジャー
終活アドバイザーとケアマネージャーは相性抜群です!
介護のプランを設計するケアマネジャーですが、その後の終活にもアドバイスすることが出来ればより需要の高いケアマネジャーになることが出来ます。
遺言や相続、葬儀などの相談に乗りエンディングノートを作成することで将来不安の無い介護生活を過ごすことが出来ます。
身近な相談役のケアマネジャーがより心強い存在になります!
FP(ファイナンシャルプランナー)
年金・金融・保険・税・不動産・相続などのプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)は終活アドバイザーとの資格の相性はとても良いです。
FPが扱い業務は全て終活と関わりが深いものばかりです。
老後の心配、認知症になった時、お葬式や墓の費用や手続き、相続について…。全てFPとしてアドバイスできますが一般の方には終活アドバイザーとして名乗りアドバイスした方が信頼されやすく話もスッと入って行きやすいでしょう。
FPの方は是非とも習得して欲しい資格の一つですね!
行政書士
行政書士は10,000以上の書類を作成できる法律専門国家資格であり独占業務を持つ職業の一つです。
財産管理や遺言書の書き方など法律のプロとしてのアドバイスに加え、終活アドバイザーとしての終活のアドバイスを組み合わせればより高齢者のニーズに合ったご提案を行うことができます。
遺言や相続に特化しているなら是非取ってほしい資格ですね。
終活アドバイザーのメリット
終活アドバイザーの資格を取得するとどんなメリットが有るのか?
終活アドバイザーの良い所をご紹介します。
終活アドバイザーと名乗れる
終活アドバイザーの資格を取得すると「終活アドバイザーとして」名乗れます!
つまり「私は終活のプロです」とアピールすることが出来ます。終活をアドバイスするなら是非取ってほしい資格です。
新しい終活のプロという名刺が手に入る
既に終活と関わりの深い仕事をしている場合は新たに終活のプロという名刺が手に入ることができます。今まで終活の話をしても「本当に詳しいのか?」と疑問を持たれることも多かったかも知れません。
しかし終活アドバイザーの資格を取得すると「終活アドバイザーと名乗れ、名刺も渡せる」わけですから相手から終活のプロだと信頼され話を聞いてもらえます。
終活の話を相手に行いたいなら資格を取得するべきでしょう。
高齢化によって需要が年々増加する
今後日本は高齢化が進んでいきます。
4人に1人が65歳以上という世の中では高齢者と切っては切り離せないであろう終活の知識を持った終活アドバイザーは需要が高まるに違いありません!
終活アドバイザーのデメリット
終活アドバイザーにデメリットはある?
終活アドバイザーの悪い所をご紹介します。
単体では中々食えない
終活アドバイザーのみで食っていくことは不可能でしょう。
当然資格手当てもありませんので、あくまで医療・介護・金融・保険・法律系のお仕事をされている方の名刺として考えておきましょう。
ターゲットが絞られてくる
終活アドバイザーのターゲットは「ご高齢、その家族」でしょう。
なので幅広く仕事ができるのかと言うと難しいと思います。
それでも近年は終活というのがフィーチャーされてきていますし、高齢化により高齢者は増えていくので終活アドバイザーの需要は増加すると考えられます。
なのでデメリットと申し上げましたが今後に期待な資格でもありますね。
終活アドバイザーは独学で合格できる難易度か?
終活アドバイザーは独学で合格できる難易度か?という質問に関しては前提として終活アドバイザーはユーキャンの資格講座を受けて頂く必要があるため必然と通信講座を受講することになります。
ユーキャンの通信講座はわかりやすいので終活について勉強することができて検定試験も自宅で受けられてマークシート方式で60%以上の得点で合格できるのでそこまで難しい試験ではないと思います。
合格率は発表されていませんが、受講期間内であればいつでも試験を受けられるので諦めなければ、ほぼほぼ合格する事が可能な試験となっています。
終活アドバイザーの資格受験の概要
終活アドバイザー | |
受検資格 | 受検資格の制限はありません。どなたでも受検できます。 |
試験時期 | 受講期間内であればいつでも試験を受けられます。 |
受検形態 | ご自宅で受検できます。 添削課題(第1~3回)を提出し、修了課題の検定試験に合格すると、終活アドバイザー検定試験合格となります。 |
試験方式 | マークシート方式 |
合格基準 | 60%以上の得点で合格 |
終活アドバイザーを取得した人の口コミ・評判
終活アドバイザーのおすすめ参考書(テキスト)や漫画【3選】
終活アドバイザーにおすすめな参考書や漫画はあるか?
おすすめの本を3冊ご紹介します。
終活の教科書
周辺生理や自分の供養スタイル、介護計画、葬儀計画、葬儀後の手続き、遺言書など様々な終活に関してしっかりと記されています。勉強になる一冊です。
カリスマ診断士が日本一やさしく教える 終活・相続の便利帳
エンディングノートについて丁寧でわかり易くまとめられています。
特に初心者にもわかりゃすく漫画などを使って書かれているのが好評です。終活について噛み砕いて説明して欲しい人にはおすすめの一冊ですね。
ファイナンシャルプランナーが教える終活デザインブック
終活のすべてが詰まった入門書です。
エンディングノートを始め、老後の資金や医療・介護について、相続の問題点、葬儀や埋葬などの考え方が書かれています。ただ終活をする側に向けて書かれている印象を感じました。
終活アドバイザーにおすすめな通信講座ランキング【1選】
実は終活アドバイザーの通信講座は「ユーキャンのみ」です。
なのでユーキャンでしか受けることが出来ませんがユーキャンはイラストたっぷりのメインテキストに加えエンディングノートで終活を実践することで書き方までしっかり学ぶことが出来ます。
スマホやパソコンからでも学べるミニテストで学習したり、重要なポイントは問題をときながらチェックすることが出来ます。
いつでも質問OKで、標準学習期間は4ヶ月ですが延長して8ヶ月指導サポートが受けられますので4ヶ月で合格できるか不安な人でも安心して取り組むことのできる通信講座です。
費用は一括で35,000円、分割だと2,980円×12回です!
まとめ
終活アドバイザーについてご理解いただけましたか?
これから高齢化の世の中では需要が一層高まる資格だと思っていますので、終活を活かしたい方には是非取ってほしい資格です。
将来自分にも関係のあることなので自己啓発として資格取得されてみるのも良いかも知れませんね。
気になる方は資料だけでも無料請求してみましょうー!