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院長のつぶやき

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つぶやき(副院長)

院長 山中 教義

*つぶやき(副院長)

あっという間に梅の季節が終わり今か今かと、桜の花がふっくらしてきました。
暑い日、寒い日、風邪がひどい日、冷たい雨が降る日、同じ日はありません。
何となく、生きるって事と同じなのかな、なんて感じています。

さて、先日息子の卒業式に参列してきました。そうそう、正装する事もないので
気持ちも締まりシャンとして良かったです。

大学の担任の教授よりいただいた話の中で心に残る言葉がありました。

 沢山、学べば学ぶほど出来ることがたくさんん増えていきます。
小さな一握りの知識だったものが大きく手を延ばすくらい、出来ることが増えてきます。
その時お大きく手を伸ばすと必ず、隙間ができてしまいます。そしてその隙間から漏れてしまうものもできてしまいます。それが手抜きだったり、驕りだったりして失敗、間違いを招き不安や絶望へとつながってしまう事も多くなります。
 その時にその隙間を埋めてくれるものは、手を重ねる如く同僚だったり、友達だったり、家族だったり、何気ない周囲の人だったりなのだそうです。1人では出来ないことでも沢山の人に頼ったり、アドバイスをもらったりすることで、支えとなり、助けてもらうことで、凄い力を発揮出来るのだとおっしゃられました。(自分なりの見解あり)

 ウンウンと、スルッと心に留まりました。私も歳を重ね出来る事も増えてきました。

その中で、治療にあたり飼い主さんや、患者さんそして、沢山の学術的な情報を総合して最善の治療にあたりたいな、なんて改めて思いました。細やかな心配りが大切だと改めて感じました。

*外来さん情報

只今、膀胱炎に続き、アレルギーの季節となってます。
人と同様、温暖さや、環境によるアレルギー症状が多くなってきています。

*アレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎

症状
しつこい痒み

部位
耳、顔、足の先、腋の下、お腹、
尻尾の付け根、足の付け根ね
被毛の薄い所がおおい

発症する要因
アレルギー体質
皮膚バリアの問題
抗原が存在している

診断ステップ
1、発症した年齢、犬種、症状、頻度から疑う
2、似た症状の他の病気を除外(寄生虫、感染症)
3、食物の関与  食物アレルギー
4、必要に応じ アレルゲンの血液検査
5、診断

治療
お薬 外用薬、免疫製剤、ステロイド剤
スキンのケア
食事療法

*二次感染の痒みサイクルを断つことが重要
28周期の皮膚代謝サイクルを上手にコントロールして行くことが大切で、体質と共存するために、アレルゲンを減らし(減感作)スキンケアにより皮膚環境を整えて行かなければなりません。治すと言う事より、コントロールしてすることで、家族みんなの生活の質が向上する事でしょう。また、精神的にも楽になる事でしう。


*ペットと避難する3つの注意点
    *ペットが迷子にならない対策
    首輪の緩み、鑑札、済票、連絡先記入の迷子札、
    マイクロチップ
    *周囲への配慮
    苦手な方、アレルギーの方、匂いが苦手な方、鳴き声が嫌な方
    がいる事を忘れないで
    普段からケージ、キャリーに慣らし、無駄吠えのないように
    訓練をしておくと良いでしょう。
    *飼い主さんの情報、
    狂犬病済票、鑑札、マイクロチップを装着し、
    ガムテープに、今いる場所、ペットの性格などを書き込み
    貼ることで事故のないように心がける。

  災害は、誰にでも起こりうることです。日頃から慌てないように準備しておきましょう。

*今後の予定

狂犬病予防集合注射が始まります。
獣医師不在の日もございますので、ご確認のうえ、ご来院ください。
なお、狂犬病予防注射で、ご来院の場合、市から届きます問診ハガキ をお持ちください。

   4月 5日  院長午後不在  会議
   4月 9日  院長不在  狂犬病予防注射 集合注射にて
   4月 10日     “
   4月 12日     “
   4月 17日     “
   4月 23日     “

ノミ、マダニ が多く見られます。対策をお勧めします。
フィラリア予防も4月中旬より開始いたします。まずは、体重測定、血液検査をしましょう。

〜速報〜
      只今、るんちゃん妊娠1ヶ月
      毎日少しずつお腹が大きくなってきています。
      乳頭が大きくなり、少し伸びてきました。
      とても食欲があります。1.8kg→2.5kg

      *ワンちゃんの妊娠期間  63日です


今回の妊娠を通して、生命の誕生を追っていきましょう。

季節の変わり目です。こまめな体温調整しましょう。 

やまなか動物病院